ポール・フォークスは、合気道初心館とかち支部道場において指導を担当する合気道指導者であり、養神館合気道および合気会合気道の双方において初段を有している。
2004年にイギリス・ノッティンガムにて、アンディ・ホブデイ先生のもとで合気道の稽古を開始した。2008年に来日後は、十勝合気会に所属し、合気会合気道の修行を継続した。2018年に一時帰国した際には、成田先生の指導のもと、初心館合気道クラブにて養神館合気道の稽古を再開し、初段を授与された。
その後再び日本へ移住した際、当時北海道に養神館合気道の道場が存在しなかったことから、養神館合気道の修行を継続するため、成田先生の勧めと支援を受けて当道場を開設するに至った。また、成田先生の指導に加え、イギリスおよび日本で開催されたジョー・タンブ師範をはじめとする上級指導者による講習会にも参加し、養神館合気道への理解と実践を深めてきた。これらの経験は、現在の稽古および指導にも生かされている。
現在もポール本人および当道場は、成田先生より継続的な支援を受けており、追加稽古の機会や一般部向けの定期的なオンライン稽古が行われている。また、ノッティンガムの初心館合気道クラブとの長年にわたる関係を通じて、会員には合気道技術のみならず文化的な交流の機会も提供されており、地域を超えた道場文化への理解を深める環境が整えられている。
ポール • フォークス
私の合気道
合気道を指導する立場になったことで、単に一稽古人として稽古していた頃には気づかなかった、より深い理解を得るようになりました。成田先生の忍耐強く、かつ厳格なご指導のもと、自身の稽古における改善すべき癖や課題に気づき、正しい姿勢や心構えを通してそれらを克服することを学びました。この経験は、現在の私の指導の大きな基盤となっており、学生一人ひとりが自らの合気道を見つめ、成長していけるよう手助けすることを大切にしています。
私の合気道では、自身の中心と相手の中心をどのように使うか、また動き・バランス・位置取りによって技をいかに有効に成立させるかを重視しています。合気道は道場内にとどまるものではなく、スポーツや体力づくり、さらには仕事や日常生活においてプレッシャーの中でも冷静さを保つ力など、人生のさまざまな場面に良い影響を与えてくれるものだと実感しています。
養神館合気道
私が養神館合気道に強く惹かれた理由は、その明確な体系性と細部まで行き届いた指導にあります。道場や指導者が異なっても型や考え方に一貫性があり、技の理合いや、さまざまな攻撃をどのように受けるのかを理解しやすい点に大きな魅力を感じました。このような構造的な指導方法は、明確さや反復を重視し、段階的に技術を積み重ねていきたい私の考え方にも非常によく合っています。
指導においては、これらの考えを大切にし、大人クラス・子どもクラスともに綿密に稽古内容を準備しています。技は一つひとつを無理のない要素に分解し、段階的に積み上げていくことで、学生が混乱することなく、確かな基礎を築けるよう心がけています。この方法により、動きや理解に対する自信が育まれ、安定した継続的な成長へとつながっていきます。
合気会合気道
日本で合気会合気道を学んだ経験は、特に初期の頃は大きな挑戦でした。言葉による説明よりも演武を見て学ぶ指導が中心であったため、よく観察し、相手の動きに自然に合わせ、無理な抵抗を生まずに攻撃と調和することを学びました。この経験は、流れ・間合い・適応力といった要素への理解を大きく深めてくれました。
また、日本や英国で数多くの道場を訪れ、さまざまな指導者や稽古仲間とともに稽古する機会に恵まれました。そうした経験を通して、常に柔軟な姿勢で学ぶことの大切さを強く感じています。一見すると異質に思える動きや考え方であっても、そこから学べる点を見つけ、自身の合気道に取り入れることを大切にしています。この姿勢は、現在の私自身の稽古と指導の両方に、今も大きな影響を与え続けています。
稽古方針
当クラブは、大人から子どもまで、安心して継続的に稽古に取り組める、安定した温かい稽古環境を提供することを目的として設立されました。特に、武道の経験が初めてという初心者の方々へのサポートを大切にしています。開設以来、クラブは着実に成長を続けており、多くの保護者の方が子どもと一緒に稽古に参加することで、家族的で支え合いのある雰囲気が自然と育まれています。
稽古は真剣さと安全性を重視しつつ、誰にとっても取り組みやすく、楽しめる内容を心がけています。各クラスは明確な成長の流れを意識して計画され、年齢や経験に応じた指導を行っています。体系的な指導と前向きで励まし合える環境を両立させることで、学生は楽しみながら自信や規律、そして確かな基礎を身につけ、長期的な成長へとつなげていきます。
指導の恩師
成田生は、創設者であるアンディ・ホブデイ先生より初心館合気道クラブを引き継ぎ、明確で規律ある養神館合気道の伝統を継承してこられました。2018年に私が英国へ戻った際には、温かく迎え入れてくださり、養神館合気道の稽古を再開するにあたって大きな支えとなってくださいました。一貫したご指導と励まし、そして高い稽古基準のもと、私を初段へと導き、指導者としての成長も支えてくださいました。
現在も成田先生は、私個人および当クラブに対して継続的なご支援をくださっています。追加稽古の機会や大人クラス向けの定期的なオンライン稽古を通じて、養神館合気道・初心館としての一貫性を保ちつつ、密接に関わり続けてくださっています。
成田正先生
タンブ先生は、ノッティンガム道場および私自身の稽古の双方に大きな影響を与えてきた先生です。養神館合気道において数十年にわたる経験を持つ高名な指導者であり、英国および日本での講習会や稽古を通じて、私の成長を支えてくださいました。明確で力強い技術と豊富な経験に基づくご指導は、当クラブが目指す稽古環境や指導方針にも大きな影響を与えています。
ジョー・タンブ 師範
佐藤先生は、私の合気会合気道の稽古において中心的な存在です。2008年に日本・帯広へ移住し、十勝合気会に入会した際に初めてお会いしました。当時、北海道には養神館道場がなかったため、養神館から合気会合気道へと稽古の場を移すことになりましたが、佐藤先生の一貫したご指導と温かい支えにより、長期的な修練を続けることができました。観察を重視し、相手と調和し、自然な動きを大切にする稽古姿勢は、私の合気道に大きな影響を与えています。
2024年に再び帯広へ戻った際にも、佐藤先生は変わらず温かく迎えてくださり、稽古を続ける機会を与えてくださいました。そのご指導のもと、2025年に合気会合気道初段を拝受することができました。佐藤先生の親しみやすく励ましに満ちた指導は、現在の私の合気道にも深く息づいています。
佐藤 圭 先生